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切らずに痔を治すジオン注射
保険適用・負担の少ない治療方法です
従来、いぼ痔(痔核)は手術でしか治療することができませんでしたが、それを注射のみで治療するのがジオン注射(痔核硬化療法・ALTA療法)という方法です。
手術による切開なしで、脱肛をともなう内痔核を治療することが可能です。
1~3度程度の内痔核に効果を発揮する治療で、内痔核に薬剤を直接注射することで縮小させます。
切開しないので痛み・出血は抑えられ、入院の必要もありません。
また、保険適用の治療なので費用の負担も軽減されます。
ただし、すべての内痔核に対して有効というわけではなく、3~4度の重症のケースでは手術が必要になる場合があります。
また、10%程度の再発が認められる治療方法でもあります。
ジオン注射のメリット・デメリット
メリット
- 切開が不要なので、術後の痛み・出血が抑えられる
- 即効性が高い
(術後、数日で症状の改善が期待できる場合もある)
デメリット
- 10%程度の再発が認められる
- 稀に術後数日以内に発熱する恐れがある
ジオン注射の流れ
Step01
局所麻酔
肛門まわりに局所麻酔を行います。
Step02
内痔核を4箇所に分けて注射
麻酔が効いてきたら、内痔核を4箇所に分割してそれぞれへ注射する四段階注射法という方法で、ジオン注射を行っていきます。
処置は30分程度で終わります。
Step03
しばらく安静
治療後、しばらく安静にしていただきます。
Step04
1週間から1ヶ月程度で症状が軽減
個人差はありますが、通常、1週間から1ヶ月程度で出血や脱肛などの症状が軽減されます。